



湯浅の町、とりわけ保存地区に看板などがかかっています。
一枚目の言葉にぐっときました。
『来る者に安らぎを 去る者に幸を』
この言葉を帰りの列車の中で思い出す事になります。
そろそろ駅の近くまで戻っておこう。帰りの電車の時間まで一時間を切ります。
その時でした。
「ちょっとー、あんたぁ〜〜!」
…先ほど通りすぎた、あるお店の中にいたおばあちゃんと目が合って会釈したんですが…
おばちゃんが大声でぼくを呼び止めます。すぐに戻ってみると…
「駅の方へ行くんやろ?そこの角を左に曲がると駅に近いよ」
「ええ、そうですけど…え?どうしてわかったんですか?」
「旅の人かと思うたんよ」
にっこり笑顔で話しかけてくれました。
なんてことでしょう、一人の旅人風情が通り過ぎるだけで声をかけてくれる。
「写真一枚記念にお願いします!ねえ、ねえ、おばちゃんいくつ?w」
「あんたー、女に歳を聞くんかー(笑)…大正7年生まれだよ…」
「え。若い!!」
嬉しい。和歌山はどうしてみんな旅人に優しいの?

去りがたし優しき町、湯浅。
2013.1.19 和歌山県有田市湯浅町
コメント
あぁ・・・でも「歯医者」に安らぎは普通ないですよね(笑)
いい話ですね。私も安らぎを分けてもらいました。
ありがとうございます。
「旅の人かと思うたんよ」
おばあちゃんの声が本当に聞こえるようなお写真!
日々の生活の中で忘れたていた優しさをいただいて帰ります
素敵です
NAMI
>『来る者に安らぎを 去る者に幸を』
どこかの 『 死後さばきにあう 聖書 』 とかいう看板とは対極ですね。
その救いのなさが好みなのですがw
おばあちゃんの笑顔が素敵ですね。
最近電車でお年寄りの素振りを見るたびに思うのですが、美しく老いていくひとと、そうでない人がいるってことです。
どこに別れ道があったんでしょうね。
このおばあちゃんは美しく可愛いと思います。
おばあさんのステキな笑顔と、暖かい言葉に癒されました(^-^)
こういう写真を撮りたいと思っているのですが、なかなか出ないので機会が無いです。
旅したいなぁ…
nakky85さん
いやいや、あるかもしれませんよーw
抜いた後の爽快さ♪…なんてねw
たいちょうさん
お忙しい日々、いろいろ安らぎメソッドを考えてね。
ご家族の皆様にも幸ありますよう!
blindfaithexさん
90を過ぎた方とは思えない大声でぼくを呼び止めてくれました。
おばあちゃんの後ろに椅子が見えると思いますが、そこに座ってました。
耳も全然遠くないし、会話して楽しかったです。
すごく幸せな気持ちを頂きました。ありがたいことです。
kazu_hiroさん
リア充はシバキに遭いますが、ぼくは大丈夫そうですw
老害と呼ばれるような困った方もいらっしゃいますが…
和歌山の人は本当にみんな優しい。優しすぎます。
このおばあちゃん、本当に可愛くてね。こういう歳の取り方。
素敵だと思います。
たけさん
人を撮る事は馴れているので昔から平気でしたが、特にこっちの方は
非常にみなさん被写体として魅力があります。
東北以外では滅多に人を撮りませんが、和歌山の方は実にいいです。
旅、日帰りでもいいので和歌山…へ…