湯浅 -29- 来る者に安らぎを


湯浅 -29- 来る者に安らぎを

湯浅 -29- 来る者に安らぎを

湯浅 -29- 来る者に安らぎを

湯浅 -29- 来る者に安らぎを

湯浅の町、とりわけ保存地区に看板などがかかっています。
一枚目の言葉にぐっときました。

『来る者に安らぎを 去る者に幸を』

この言葉を帰りの列車の中で思い出す事になります。

そろそろ駅の近くまで戻っておこう。帰りの電車の時間まで一時間を切ります。
その時でした。

「ちょっとー、あんたぁ〜〜!」
…先ほど通りすぎた、あるお店の中にいたおばあちゃんと目が合って会釈したんですが…
おばちゃんが大声でぼくを呼び止めます。すぐに戻ってみると…
「駅の方へ行くんやろ?そこの角を左に曲がると駅に近いよ」
「ええ、そうですけど…え?どうしてわかったんですか?」
「旅の人かと思うたんよ」
にっこり笑顔で話しかけてくれました。

なんてことでしょう、一人の旅人風情が通り過ぎるだけで声をかけてくれる。
「写真一枚記念にお願いします!ねえ、ねえ、おばちゃんいくつ?w」
「あんたー、女に歳を聞くんかー(笑)…大正7年生まれだよ…」
「え。若い!!」

嬉しい。和歌山はどうしてみんな旅人に優しいの?

湯浅 -29- 来る者に安らぎを

去りがたし優しき町、湯浅。
2013.1.19 和歌山県有田市湯浅町

コメント

  1. nakky85 より:

    あぁ・・・でも「歯医者」に安らぎは普通ないですよね(笑)

  2. たいちょう より:

    いい話ですね。私も安らぎを分けてもらいました。
    ありがとうございます。

  3. blindfaithex より:

    「旅の人かと思うたんよ」
    おばあちゃんの声が本当に聞こえるようなお写真!
    日々の生活の中で忘れたていた優しさをいただいて帰ります
    素敵です
    NAMI

  4. kazu_hiro より:

    >『来る者に安らぎを 去る者に幸を』
    どこかの 『 死後さばきにあう 聖書 』 とかいう看板とは対極ですね。
    その救いのなさが好みなのですがw
    おばあちゃんの笑顔が素敵ですね。
    最近電車でお年寄りの素振りを見るたびに思うのですが、美しく老いていくひとと、そうでない人がいるってことです。
    どこに別れ道があったんでしょうね。
    このおばあちゃんは美しく可愛いと思います。
     

  5. たけ より:

    おばあさんのステキな笑顔と、暖かい言葉に癒されました(^-^)
    こういう写真を撮りたいと思っているのですが、なかなか出ないので機会が無いです。
    旅したいなぁ…

  6. ariari より:

    nakky85さん
    いやいや、あるかもしれませんよーw
    抜いた後の爽快さ♪…なんてねw

  7. ariari より:

    たいちょうさん
    お忙しい日々、いろいろ安らぎメソッドを考えてね。
    ご家族の皆様にも幸ありますよう!

  8. ariari より:

    blindfaithexさん
    90を過ぎた方とは思えない大声でぼくを呼び止めてくれました。
    おばあちゃんの後ろに椅子が見えると思いますが、そこに座ってました。
    耳も全然遠くないし、会話して楽しかったです。
    すごく幸せな気持ちを頂きました。ありがたいことです。

  9. ariari より:

    kazu_hiroさん
    リア充はシバキに遭いますが、ぼくは大丈夫そうですw
    老害と呼ばれるような困った方もいらっしゃいますが…
    和歌山の人は本当にみんな優しい。優しすぎます。
    このおばあちゃん、本当に可愛くてね。こういう歳の取り方。
    素敵だと思います。

  10. ariari より:

    たけさん
    人を撮る事は馴れているので昔から平気でしたが、特にこっちの方は
    非常にみなさん被写体として魅力があります。
    東北以外では滅多に人を撮りませんが、和歌山の方は実にいいです。
    旅、日帰りでもいいので和歌山…へ…

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