まちのにおい


まちのにおい

残念ながら4名とちょっと寂しいスタートでした。
でも、とある年輩の女性の想いが素敵でした。

『主人が使っていたカメラで写真を始めたくて』

CONTAXと4本のレンズを抱え、今までもどこかの教室へ通っていたようです。

『でも、何を撮っていいのかよくわからなくて。撮っていて楽しいと思えないんです』

いいの、いいの。それでいいのだ。
カメラありき、ではなくて「カメラを持たずにどこか歩いてみましょうよ」です。
色々目で楽しみましょう。花でもいい、町でもいい、自然の風景でもいい。
「うわー、いいな、好きだな」そう思えるものがあれば撮りたくなるはず。

写真なんて撮り方にルールなんかありゃしない。

まちのにおい

まちのにおい

時には見知らぬ土地を歩いてみるのがいい。

まちのにおい

まちのにおい

構図だとか露出だとか、そんなものは写真の価値になにも影響を与えないと思う。
必要なのはシャッターを押す理由、そこにあるものが写っているかどうか。
見えていたものが伝わるか、そして自分がその被写体が好きかどうか、だ。

まちのにおい

私は町を撮る。それは町が好きだから。暮らしがあるから。
暮らしがあれば、住んでいる人がいる。
人が住んでいるということは、住む理由と歴史がある。
歴史があれば、その町の歴史を知りたい。

誰かの為じゃなく、やはり自分が好きなものを撮る。
これからも、私はまちを撮り続けるだろう。

コメント

  1. Blog_Maya より:

    お邪魔します
    いいお話ですね    「カメラや技術よりも、大事なのは撮りたいという想い」 「誰かの為じゃなく、自分が好きなものを撮る」・・・   最近 素直な気持ちで見たものを写そうと思っています     

  2. ベチ より:

    古いコンプレッサーに萌え~です(爆)。
    フィルム教室はやはりariariさんの提案でしょうね。
    素敵なご婦人ですね、ご主人はお亡くなりになったのかな・・、今、うちの場合を想像してますが家内は値が付くうちにと即、売却でしょう(笑)。
    私も初めての町はカメラを持たずにぶらつきますね、そして「撮りたいな」と思ったらカメラを手にしてもう一回りするんですが何に反応して撮りたいとなったのかが自分でもよく分ってない困ったヤツです。出来上がった写真が教えてくれる事が多いという変なヤツです。
    最近、長巻を使って自分で現像するようになりました。外注のネガとは全く違う出来になるんですね驚きで深くて楽しい世界にハマッテます。お気に入りは引伸ばしもしたいのですが頂いた印画紙の殆んどがイルフォードの年代物、使用期限が明記されて無いのが心配です。

  3. ariari より:

    >Blog_Mayaさん
    こんばんは。写真なんて技術はどうでもいいです。理屈じゃないんです。
    撮りたいという気持ち、コレが一番。たくさん撮っているうちに何とかなります。
    私も学んだわけじゃないです。でも、他の方々の写真もたくさん見るのもとっても大切ですね。

  4. ariari より:

    >ベチさん
    こんばんは。はい、フィルム教室は私の提案ですけど、やはり平日は厳しいですね。
    今回の参加者、男性二名は二人ともニコンF3でした。デジタルにはあまり興味がなさそうで。
    町歩きはカメラなんかない方が本当は楽しいのかもしれないなあと最近感じています。
    残す必要も大切だけど、自分の五感できっちり味わうこと、これです。
    フィルム、自家現像ですか。私も復活したいんですが、場所がありません。
    フィルムを現像すらできない部屋なのです。困ったものですね。
    印画紙、イルフォードですか。それはいいです!!
    富士勤務時代、会社にあった印画紙全部棄てました(爆)。誰も使わなくて。
    今思えばもったいなかったなあ。

  5. yamadama_mayu より:

    きゃー、フィルム教室気がついていませんでした~
    まだやりますよね?
    いつものサイトみれば詳細わかりますか?
    近頃余りにドタバタしてて、カメラに触れなかったので、うずうずしています(笑)

  6. ariari より:

    >yamadama_mayuさん
    こんばんは。えー、フィルム教室ですが富士フイルムのではございません。
    NHK文化センター新さっぽろ教室ので、平日なんですよ。
    それでもよろしければ、途中受講も可能です。
    人数が少ないので、ぜひ!(笑)

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