板柳・2(と、ドアノーのこと)


板柳・2(と、ドアノーのこと)

板柳・2(と、ドアノーのこと)

板柳・2(と、ドアノーのこと)

板柳・2(と、ドアノーのこと)

「バスが来ないのよ。病院さいぐのに」
この吹雪では致し方ないだろうが、青森の人は我慢強い。
ただ、ただひたすらに耐えることでは、青森人の右に出るものは居ないのでは?とさえ感じます。

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今日、芸術の森でかねてから見たかった「ロベール・ドアノー展」にやっと行ってきました。
やはりよかったです。あの時代(1930年代〜60年代)の絵が一番良かったかな。
どう頑張ってももう二度と見る事の出来ない時代。町には人がいてナンボ。
その人の人生や営みを重ねて町の中にとけ込ませる絵作りは自分の中でも大事にしている部分。
商業ベースの写真はちょっとあんまり好きじゃなかったけど、本人も得意じゃなかったようだ。
家族を養うにはそれは必要なものであったという解釈にもうなずけます。

どの時代でも常に町は生き物であるから撮らねばならないのは間違いのない事。
露出も、ピントも、そして低い感度でしか撮れない時代、今のようにデジタルで何でもできる時代じゃない。
それでも、丁寧に、被写体と対峙していた写真家の仕事はちゃんと説得力があります。
目をつぶっても普通に写り、何の考えなくても撮れる現代において、撮影者は何をすべきか。

ですね。

ここを読んで頂けると更にドアノーさんのことがわかります。なるほど、うん、うん。

青森県北津軽郡板柳町 2013.1.4

コメント

  1. nakky85 より:

    ベタ焼きのが三枚ありましたよね。
    あれ、興味深かったです。コマ番号が順不動だったのが残念でしたが・・・
    青森はほんとねぇ・・・北海道よりある意味、日本の最果て感が強いですよね。(あくまでイメージですが)

  2. d@m@ より:

    道産子も我慢強いですけどねw
    最後の粘りなら東北人に負けますね、絶対。
    じょっぱりも多いですしね。
    3~4枚目のおっかちゃん、いい味出てます。
    ドアノーは同じくVOGUEと契約する前のほうが僕も好きですね。

  3. kazu_hiro より:

    最後の2枚が良いですね。
    特にラストの直球な構図が好みです。
    東京人も我慢強いですよ。
    直立すら困難な超満員列車に1時間も揺られて平然としてるのですから。
    渋滞30とか40kmも耐えるし。
    他国なら暴動が起きてもおかしくないですね。

  4. ariari より:

    nakky85さん
    はい、ベタ焼きありましたね。かなりブレ、ボケもありました。
    致し方ないかな、ISO低いしね。
    青森の方は北海道を差し置いて、日本最北端という悲壮感も持ち合わせて…ry

  5. ariari より:

    d@m@さん
    道産子はどこかお気楽なところがあるような気がします。
    まあ、それはそれでいいんだとおもいますw
    ドアノー、自分のスタイルにすごく合うんです。恐れ多くもw

  6. ariari より:

    kazu_hiroさん
    東京人はもはや諦めに近いのではw
    まあ、嫌なら都会を出ちゃいますかね。いや、都会の郊外だから
    我慢せいって事なのですかね。通勤時間二時間とか普通ですし。
    東京は若い頃は短い間住みましたし、出張でも幾度も行きましたが、
    やはり住みたいとは最後まで思いませんでした…

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