消えない歴史。


消えない歴史。

旧雄勝町(現石巻市)にある石井商店は、その昔は百貨店だったそうだ。
船乗りが多く行き交い、賑わいのあった雄勝の港も、今は静かなまちに。
商店も少なくなり、往年の面影はなくなった。

消えない歴史。

店主のおばあちゃんが昔を語ってくれました。
『多くの人がやってきてね、そりゃあ賑やかだったよ』
当時の絵はがきをそっと見せてくれました。
大切な一枚のはがき、目にもフィルムにも焼き付けました。

あの頃の喧噪が聞こえてきそうです。

撮影:2/16 宮城県石巻市雄勝町伊勢畑

Nikon FM3A

コメント

  1. hiros より:

    おばあちゃんの手と古い絵はがきに涙が出そうです。
    心底、いい写真だと思います。

  2. ariari より:

    hirosさん
    こんばんは。ありがとうございます。
    こういうシーンを撮りたいからじゃなく、話を聞きたくて店へ飛び込みます。
    だから町歩きはやめられません。

  3. cocoon より:

    旅心をお持ちのariari先生には、
    それだけで心を開く人達に引き寄せられるオーラもおありになるとおもいます。
    人生の年輪を感じさせられるおばあちゃんの手と、
    古い絵ハガキに私も母を思い出しました。

  4. Amy より:

    古い絵はがきとおばあちゃんの手。いい写真ですね~

  5. mamako より:

    本当に、胸がぎゅうとなりますね。
    おばあちゃんの手、語りつくせぬ記憶のつまったハガキと。。。

  6. kei-ko より:

    優しそうなおばあちゃんの手と絵はがき。
    胸にジーンときました…

  7. ariari より:

    >cocoonさん
    こんばんは。私が「ここは入ってみなくちゃ」と思う店では、たいていいい出会いがあります。
    こういう嗅覚がムチャクチャ効くんです(笑)。とってもお話好きで、もう楽しい時間でした。
    よそ者にも昔話を聞かせてくれるというのは、それだけでもありがたいことと感謝しています。
    >Amyさん
    こんばんは。この手には、人生がいっぱい詰まっていました。
    本当はお顔を写させて頂きたかったんですが「ダメよ〜〜おばあちゃんだもん、お見せできない(笑)」って。
    でも、顔よりこの手が語っています。
    >mamakoさん
    こんばんは。そう、この手には歴史も人生もいっぱいいっぱい語ってくれたました。
    昔話がすごく楽しくて、私の心の中にはその時の情景が思い浮かぶのです。
    >kei-koさん
    こんばんは。私も胸にしみました。だから旅が止められません。
    何かを探す旅ではなく、誰かに会いたい。
    町に会いたい、そういう気持ちを秘めて、またどこかへ…

タイトルとURLをコピーしました