町の隙間と間と人生


町の隙間と間と人生

町の隙間と間と人生

町の隙間と間と人生

町の隙間と間と人生

当たり前だけど、町は生き物だから形を変えます。
若い友人が「自分の好きなもの、関わるものが消えてゆくのが悲しい」と云っていました。
ぼくも、なくなることを前提に撮っていたわけじゃないし記録なんて意識しないで撮っていたものが多いです。
小樽運河、青函連絡船、夜行普通列車、そして町並み。大好きなものがどんどん消えていきました。
残してほしいなあと思うものは非効率で古臭くてダメなものばかりなんでしょうか。
もうすぐ北海道に新幹線がきます。その裏で最後の夜行列車であろう「はまなす」も消えるでしょう。
JRは車内販売も廃止、それに伴い駅弁を供給していた業者さんも店を畳むまで追い込まれる。
在来線は切り捨てられ、赤字路線を自治体へ押し付ける。何が地方創生なのでしょうか。
歯を食いしばり、涙をこらえ好きなモノが失われることに抵抗をおぼえつつ、シャッターを切るしかないのです。

町の隙間と間と人生

さよならだけが人生さ。そんなことを云っている自分もやがて消えてゆくのですから。

コメント

  1. 6x6 より:

    町は生き物だから形を変える。その通りですよね。形を変えることをやめれば町として成り立たないし、変えるからこそ、消えゆくものに魅了されるのだと思います。
    消えゆく建物の前で、猫は何を思うのか(笑)。非常に美しい写真です。
    追伸1:先日、ここ数年の写真を見返していて、気に入ったものをマーキングすると、手放したFUJI
    X100の写真がかなり多かったです。あれがX100Sであれば、手放さなかったと思います。フジの描写、とてもいいです。
    追伸2:サヨナラということで、偶然ですが遠野の古い食堂「おとわ」が解体されるようです。今日ブログに掲載します。

  2. ariari より:

    6×6さん
    この世に変わらないものなんか、ひとつもないんだなと思いますね。どんなものも、変わります。そこは重要なんです。写真を撮るときに常に意識しちゃうんだと。変わらないようで、変わるもの。それは自分の気持ちだったり。
    この猫は、かなり寂しそうで持っているお菓子をあげました。美味しそうに食べてくれてよかった。本当はダメかなと思うけど、見過ごせないんですよねえ。
    追伸、そうですか。最近Xの描写に慣れちゃって当たり前に感じますが、ちょいと色々ゴソゴソ試してびっくり。やっぱりですね、Xスゴイんです。
    おとわの件、ホント、過去に一枚だけでした。情けないです…

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