春は勝手にやってこない -6- 小樽 2019.04.14 春はどこから?以前のことだけど岩手県を旅していた時のこと。県南でもとつぜん雪が少なくなる場所があって、見事にとある地点から完全に雪が消えている場所があった。それはもう線引きしたかのような景色であった。そのことが頭にあって、そんなところがあったら面白いのになと探していたのだった。残念ながらそういうものは見当たらなくて、気分を変えるためにレンズを変えてみた。三枚目からはフィルム時代のAi 45mm f/2.8Pというレンズだ。これはFM3Aというカメラが発売になった時に同時に出たパンケーキ型レンズで、とても薄い。マニュアルフォーカスのレンズだが、絞りを最小にセットするとボディ側からもコントロールできるし、Exifデータも記録可能なROM内臓のレンズだ。D700の頃にはずいぶん楽しんだけど、しばらく使っていなかった。Z 6に装着するにはマウントアダプターFTZ経由になるので、せっかくの薄型はスポイルされるがニコン自ら「ニッコール・テッサーです」と名乗る素晴らしい描写が楽しい。寄った時の絵はとても好み。
コメント
あ、付けていましたね。とても薄くて軽そうなレンズ。
きっと、オールドレンズなのだろうな?と思っていました。
>見事にとある地点から完全に雪が消えている場所があった。
あるんですよ。秋田県でも。それも高低差がある訳でもなく、地形的にも変わらないのに。どうも河川が怪しいとか、気になっています。
今回の写真を見て、最初に思ったのは三枚目のバイクの写真の質感でした。すげーなこれ、と。パンケーキレンズって、不思議と描写が良いことが多いですけど、これは出色ですね。
こういうものに手を抜かないのが、ニコンならではという気もします。
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D5300さん
はい、Zにつけると薄くなりませんが、めんこいです笑
確かにもう古いレンズの仲間入りですね。なんかつい最近買ったような気がします。
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6×6さん
あ、そういう場所ありますか。すごく不思議ですよね。先日もいつも列車を撮る場所で、見事に左右で雪が降ってない、猛吹雪、という不思議な体験をしました。
このレンズはニコンの遊び心が生んだレンズみたいなものですが、付属のフード、フィルター、キャップ類まで全てが洒落ています。そういう部分が流石だなと感じます。