
今日は釜石を撮って、花巻にたどり着きました。さすがにヘロヘロです。
でも、まだ1200Kmしか走っていないですからね。
画像は昨日の気仙沼のことです。
昨日は気仙沼にいましたが、市街地に入る前、大谷海岸で見た景色がすさまじかった。
実はここを撮る前、ちょっと出会いがあってそれは最後に書きますが・・・
とにかく気仙沼も悲惨な状況でした。ここだって、低い場所じゃないんです。
ここよりさらに高い場所にまで津波が来たわけですから、どこへ逃げろと云うのでしょう。
遠くに見える海は本当に美しいのに・・・

気仙沼市内に入ると、とても綺麗な桜がありました。
思わずクルマを停めて・・・みたのですが・・・川の中にはクルマが。
もう、こんな景色なんか珍しいものじゃないから市民の皆さんは平然と犬を連れて散歩しています。
逆に日常が戻りつつあるんだなあ、と思った次第です。
さて、その気仙沼市内の手前に、馬籠という地域があります。そこは津波の被害はありませんでした。
しかし建物の損壊などは数多くあった場所です。もちろんテレビではこのような場所は報道しません。
クルマを走らせていると「支援ありがとう マゴメ」と書かれた看板を見つけました。
で、こいのぼりを吊るしているおじちゃんが・・・
お話を伺うと「本当はもうちょっと下(海岸付近)の被災地に立てたかったんだけど、場所がなくてね」
確かに、そのときは、そうなんだ、と思ったのですけど、確かにあとで被災地を見たら・・・
瓦礫を片付けている最中ですし、すべてやられちゃって壊滅しているのに場所もないですよね。
「このこいのぼりは、色々な方から支援してくれたんだよ」笑顔で答えてくれました。
災害支援を行う車がひっきりなしに通ります。なので看板を掲げ、少しでもお礼したいと。
「本当に嬉しかった。色々なところから駆けつけてくれてね。おれの息子も自衛隊なんだよ!」
目を細め自慢げに語ってくれました。

帰るとき「上がって休んで行きなよ」と優しく声をかけていただいた。
だけど、もう時間がなくなってしまい、今回は遠慮して目的地へ。
次回、写真をお届けにまいります。そのとき、また会いましょう!
撮影:2011.5.4 気仙沼市