鯵ヶ沢うろうろ -3- 青森 2020.02.16 特に眼を見張るような都会でもないしありきたりの日常がある地方都市にカメラを向けて喜ぶ人は稀だ。だが誰かが撮らねばならないとしたら自分が撮りたい。首都圏のような大都市を撮る人は星の数ほどいるから全然なんの心配もない。ストリートスナップという便利な言葉で嫌がる人間に無理やりレンズを押し付けるアホが炎上させるというのも町を愛する人間として悲しみをおぼえる。それを大メーカーがやったら余計に残念で本当に辛い。町を撮るのは欲望なんだけど、私欲はいつもリスペクトの中から生まれるべきだと感じるのであります。
コメント
今回の出来事には考えさせられました。
あの撮影スタイルを否定してしまうと、鈴木達朗さんや、他にも山内道雄さんらの写真も成り立たなくなると思うので。
自分ではできないですけど、完全に否定する気にもなれなくて。
森山大道さんはどう思っているのかな。「アサヒカメラ」あたりで取り上げて欲しいところです。
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jintanjさん
ストリートスナップは生々しさと撮り手の欲が絡んで生まれるモノですが、被写体を不愉快にさせてまで撮ってはいけないものと思います。あきらかに行く手を阻み、半ばそれを楽しんでさえいる、それっていきなり通行人の前に出て下半身を露出させるヒトと変わりません。大道さんは撮られた相手が気づかないほど飄々とすり抜けていきますしね。