湯浅 -12- 店先好色


湯浅 -12- 店先好色

湯浅 -12- 店先好色

湯浅 -12- 店先好色

どう撮ったら町の魅力が得られるだろう、と毎日考えています。
考えて悩んで、また撮って、写真を見て、また悩む…その繰り返しです。
これがベストなんだ、という答はもしかすると一生得られないのかもしれません。
それでもいいかなと(実は)思ってみたり。どうやってもとりあえず写真が残ります。

ぼくが個人的に好きな写真家で札幌在住の若手イチオシが「伊藤也寸志」氏。
彼のまちに対する撮り方は極めて記録的な真っ正面なもの。いかにまちが好きかが現れています。
適度な距離感と、淡々とルーチンワークのように精度の高い切り口は正しく都市を鑑賞するという嗜好です。
どこのまちであっても、彼の作業は変わらず、貫く軸が写真に厚みを持たせていることに驚きます。
記録が昇華し、写真の中に景観が存在する極めて上質なものです。
若い(まだ三十前!)彼に負けないよう頑張ります。

湯浅 -12- 店先好色

2013.1.19 和歌山県有田郡湯浅町

コメント

  1. Rufard より:

    也寸志さんの撮り方は非常に刺激を受けますね。
    街に正対して、自分のスタンスを通して、街と対等に向き合っている感じですね。
    普段自分が見ない視点なので、大変いい勉強になりましたよ。

  2. ariari より:

    Rufardさん
    彼の絵は、枚数を見る事に因ってどんどん深みにはまります。
    だいたい距離が4つくらいのパターンなんだそうですが(本人談)
    ということは、まさにゾーンフォーカスのような撮り口…
    ルーチンワークの様で気がめいることもあるとの事だけど、
    それを自分に課せることの意義は後々意義深いものになるでしょう。

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