
札沼線は神社と絡めて撮影できるところが数箇所あるが、全部押さえたわけではない。それは何でもかんでも無理やり絵を作ろうということをせずに自分が景色として納得できる構図で撮れるところだけ撮ってきた。この金澤神社は鳥居の向こうに木が生い茂っていて昼間ではイマイチよくなかったり、当然葉がいっぱいの時期は列車がかなり隠れてしまう。たまたまこの日、鳥居には注連縄がついていて電飾まで施されていた。普段はないので焦ってしまい、もう少し夕暮れの時間帯で押さえるべきだったと反省し、翌日訪れたらすでに注連縄も電飾も、さらにのぼりさえも外されていた。そう、いつも毎度通っているのに、このような姿は一年に数日、かなり短い時間だけなんだろうなと今更思ったのだった。