夜の徘徊(爺さん)-3- 夜景 2018.11.02 お気に入りの飲み屋街、このような雰囲気の「○○街」がこの土地から消えてゆく。以前撮っていた若い頃仕事で訪れた時に飲み歩いたところも駐車場になっている。店主が高齢化すると当然跡を継ぐ方もおらず店が歯抜けで閉まって行き、最後は消えゆく。リニューアルしてきれいになるところもあるけれど、まあ、少数だ。この日はあんまり歩けなかったけど、久しぶりの帯広の夜は楽しいのだ。X-T3 + XF 16/1.4 R WR
コメント
このシリーズ、とても好きです。
地方都市の夜の繁華街は、エアポケットに落ちたみたいに静謐な場所があるから不思議です。店が閉まっているからとか、そういう問題ではなく、時が淀む場所がありますよね。
前職のサラリーマン時代、全国あちこちに出張しました。営業所の人間と同席することもありましたが、前乗り込みでひとり繁華街を歩き、食事をしました。
特に寒い時期になると、狭くて暗くて寂しい通りを歩き、哀しいような恋しいような切ないような、それでいて嬉しいような何ともいえない気分になりました。
その時って、写真は当然やっていましたが、全く出張のときは撮っていないんです。でも、そのほっつき歩きが今になって生きているような気もします。
久し振りに、「あの気分」を味わいました。ありがとうございます。
追伸:まる田の感想は、後日ご報告申し上げます。
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6×6さん
ぼくも酒を飲めた時代、どういうわけか全然撮ってないんです。出張が北海道内はもちろん、東京や関西にもあったのに。とりわけ東京ではいつも友人とミニカーを仕入れに行ったり、その後に旨い日本酒を飲ませる店へ通ったり…でも写真は撮ってないんですよ。
今思えば東京はともかくせっかく関東に行っていたのだから周辺の埼玉とか栃木とか行けば良かったなあと思ってます。もうなかなかいけません。群馬にも面白そうな町があるのに。
夜は特に地方都市が絶対に面白いのに、あの独特の「余所者をどこか拒むくせに地味に歓迎する」空気感が好きでしたね。仰る通りそこか切ない寂しさとか。今は飲めないのに、あの頃を思って日本酒の味を思い出すのです。