

わたくし、予感したんですね。24日は金曜日、でも、全国が緊急事態宣言でそうなのでたぶん17日がXデーかと。16日にちょっと無理して難しい場所で撮影したので、それが最初で最後の場所だったり。ああ、次に天気の良さそうなのは明日しかないなあと思った矢先です。ほらね。
早起きして始発列車(石狩月形〜石狩当別)を撮影後、月形町で浦臼行を撮り、いよいよ大物、新十津川行と石狩当別行の「最後の交換」を仕留めて新十津川発最終列車を駅の近くで撮るかななんて。。。思っていたのに。。。以下、自粛。
にしても別れは突然すぎました。あまりのことで頭が今も真っ白です。ああすればよかった、あそこの場所はもう一度だな、なんて計画がすべて吹っ飛んで。でも、そんなもののほうがあっさりしていいのかもしれません。できなかったこと、撮れなかったもののイメージは頭にあります。その後悔をつねに持つことでしょうね。
とにかく、今はちょっともう疲れて。
一枚目:Nikon Z 6 + FTZ + AF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VR
二枚目:Nikon Z 50 + NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR
※北海道テレビ(テレビ朝日系列)が新十津川発の最終列車をヘリで追いかけて生配信するという暴挙(褒め言葉です)を行ったそうで、アーカイブも見られます。これをご覧になればなんでこいつがこんなもんをいつも撮っていたのかおわかりになる(かも)しれません。北海道を切り開いた方々が切望した鉄道路線、まさに開墾の土地。美しい山々に見守られ好天の中を走る列車に涙なくして見られません。質素な駅舎、農産物を運ぶための倉庫、ホームの跡なども見られます。広すぎるんです、北海道。この土地にもう鉄道は不要という結論になった理由もわかりますが、わたしたちは本当に美しい景色を失いました。脆弱な線路を往く古い国鉄時代の気動車、もう、これだけで魅力じゃないかと思うわけです。二度と鉄路に列車は戻らず、もう少しで鉄路も剥がされます。記録を未来に残してほしい、そう感じます。
コメント
動画、観ました。ああ、北の大地だなぁ、山にはまだまだ雪があるし、田畑もまだまだ茶色いし…これが当初予定どおりだったらもっと瑞々しい景色だったかもしれんのに、とか。
でもそれよりなにより、ああそうか、そういうところを走ってたんだよね、ていう、気づき。たった一本の線路で、ああもぉねぇ、観てて切なくて画面がぼやけてダメっす。
そんなことしか言えないなぁ、我ながらつまらん。ごめん。
ニュースで見て驚きました。鉄道路線の廃止日程が、まさかウイルスの影響で翻弄されるとは。
恐らく、最後の最後までお撮りになりたいものがあって、忸怩たる思いもお持ちでしょう。
でも執念を持って既に撮ったものは残ります。色々な場所で発表されることを・・・。
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atCommAさん
ピンネシリの山々に抱かれた新十津川出発してからのシーンは涙なくして見られなかったです。どうしても浦臼以北の箇所は手薄であまり撮りに行けず後悔必至なんですけどね、まあ、仕方ないと思っています。できることはやったし、他の方の絵を見て「もっといい絵はみんなが撮っているから大丈夫」と安心しています。
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6×6さん
JR北海道にしてみればこんな赤字でどうしようもない路線、早く廃止にできる言い訳ができてよかったな、と思っているはずです。そういう会社です。鉄道マニアが集まってトラブルも起こされたくないし助かったなあと今頃喜んでいるかもしれません。個人的にもうどこかで写真展に出すことはないかもですが、若い方々が夏に展示されるのが楽しみです。