静寂



静寂

静かに、ひたすら静かに雪が降り続けていた。

すべての音は雪の中に吸い込まれ、列車も夜へと静かに消え去った。

コメント

  1. 6x6 より:

    列車が駅を出て、その光も音も徐々に朧げになり、やがて闇と雪に飲み込まれていく。辺りには沈黙と列車がいた余韻だけが残る。
    その状況が手に取るように伝わります。車窓から漏れる光が映す雪煙。とても美しい光景です。
    北海道でこれをされているわけですから、秋田の僕が寒いとかいって夜は家から出ないのは問題だと反省しました(笑)。

  2. ariari より:

    >
    6×6さん
    雪が静かに降る夜は独特の静寂感があります。列車が迫り雪を舞い上げ走り去る時には、なんとも言えない余韻が辺りを支配します。
    すぐれた吸音材なんでしょう、雪は全てを包みます。もちろん過ぎたるは災いにも。そこが北国の過酷な部分ですが。
    由利高原鉄道の夜もきっと素晴らしいだろうなあと思います…

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