鉄には乗ってみよ添ってみよ 鉄 2018.06.21 沿線自治体がギブアップし、廃止へと進む札沼線、たまに乗ってみる。いつも外から撮るだけではいけない。国道に沿って走るのだが、鉄路から見える景色は車とは全く異なる。それは、まあ、当たり前ではあるけれどそもそも流れる時間軸さえ違うのではないかという錯覚すらしそうだ。ちょうど同じ駅で降りた高齢者、脚が悪く相当ゆっくりと歩いていた。買い出しの荷物を引きながら。こういうのを見ると心配で、ついずっと見てしまうのだ。どこまで行くのか、大丈夫か、と。でもあの姿は近い将来の自分の姿でもある。高齢者の運転の危険さは最近特に際立っているけれど田舎ではどうしようもなく、交通網の整備はどんどん悪化する一方だ。環境は自治体任せではいけない。国の支援だけでもだめだ。日本の憂いがこの後姿そのものなのだ。