
若き写真家が逝った。札幌在住だけど、一度もお会いする機会がなくて物凄く残念だ。
彼の感性がとても心地よく自分の中に入ってきて、ざわざわと胸が騒ぐことがあった。
手の届かない場所をくすぐられるようなそんな気分だ。そういう作家は札幌に数名いる。
その一人だった彼は大きな賞も取り、まさに北海道からのアートを発信する先鋒にいた。
ついこの間までお元気そうな様子はSNSでも見られたのに、まさかまさか。
小さなマダニに喰われそれで命を落とすなんて誰が想像しただろう。そんなことがあっていいのか。
悔しいけれど、ぼくらは撮り続けなくてはならない。それが一番の供養になるはずだ。
仕事帰り、この気持を落ち着かせるために水辺に立ってみた。