まだ大迫、あるんです。
今回はバス。

大迫町には鉄道がなかったので、バスが重要な交通手段です。
立派なバスターミナルがあり、大迫を中心に花巻、石鳥谷、紫波などを結んでいます。


古いバスターミナル、味わい深く車庫やドラム缶、小物の風情にクラクラ。
(営業所内は許諾を得て撮影しております)

カメラを向けると、スピードダウンして頂いた。
これぞ、岩手県交通のマニア向けサービスであります。(爆)
そして…ここには希少な車体が。




岩手県交通は岩手県内のバス事業者が、いくつか合併してできた会社です。有名なのは岩手中央バス、花巻バス、そして県南バスなのです。
しかし、このバスは花巻電●バスに間違いないと思うのです。日野ブルーリボンのハウスカラーを緑色ベースに変更したカラー。そして花のモチーフを描いたマークは間違いなく花巻電●のマークで、その昔、花巻と鉛温泉を結んでいた、現在花巻市に保存されている花巻電●の電車にも同じマークがあります。
よく見れば「岩手中央」の文字も見えることから、岩手県交通になるかなり以前に岩手中央バス、などとの合併の時の車体でしょう。
しかしバスの後ろの広告が問題。「カワトク(川徳)」は盛岡にある老舗の百貨店で、このロゴとCIマークは1980年以降のもの。なのですでに岩手県交通が発足している時代なので、このカラーと岩手中央バスの名前のまま走っていたのか気になります。バスの非公式側(乗降口のない面)には「岩手県」の文字も見えます。こういうことからも非常に貴重な資料的価値がある廃バスでしょう。
車種はおそらく1960年代の三菱ふそうMR系だと思います。ああ、良いものを見られました。
(つーか、こういう解説は皆さんに全く不要なのですが、個人的な資料、備忘録にさせて下さい)
Leica M4 SUMMICRON f=5cm 1:2 FUJICOLOR 400 (5枚目のみD700+TAMRON 17-35)
コメント
バスは先生にとって、お父上へと続く道ですね。
どの画像にも限りない愛情がかんじられます。
私も昨日利用した無人駅に駅員さんがいたので、色々なお話が聞けました。
もうすぐ定年退職…デジは解らないけどポジフィルムで撮りためた物が山ほどとの事。
これからはゆっくり整理して楽しんで下さいね、と声を掛けてきました。
>cocoonさん
こんばんは。こんな実につまらん(笑)画像にお付き合い、コメントありがとうございます。
お恥ずかしいのですが、なにせこうやって書きとめるのも自分のためでして(汗。
父の存在は今となってはどうでもいいのですが(笑)バスが好きなことを知ったら複雑な心境になるでしょう。ばく。
無人駅の駅員さん、ですか。定年間近で色々思いがあるんでしょうね。
定年後も写真を楽しまれるといいですね。フィルムはあとどのくらい生産されるのか…
なくなるとしたら、その終焉を看取りたいと思っています。
バスの車体を見て”お里”を想像するのが楽しい人がちょっと通りますよ。
岩手県交通や同じ国際系の秋北バス、それに南部バス……、一度はじっくり訪ねて乗ってみたいもんです。
去年の夏数年ぶりに盛岡のバスセンターに行きましたが、あそこはパラダイスですよね。
はい、興味がある人です。
毎朝通勤の度に、営業所にずらっと並ぶバスを見て
わくわくしている元OLです。
古いバス、なんともいえず見つめていたい風情です^^
>soramiさん
こんばんは。バス好きでしたね(笑)。今回は南部バスの古いのもまだまだ出てきます(笑)。
秋北バスは国際興業カラーになりつつありますが、旧塗装を復活した車種もあるそうです!
盛岡のバスセンターも新しくなってしまい、以前のを撮っていなくて後悔…
でも、岩手県北バスがなんと先日民事再生法を申請したという驚きのニュースも。
岩手県内のバスは、本当に苦しいんです。公共交通のありかた、難しいです。
>mamakoさん
こんばんは。興味頂いてありがとうございます。
札幌市内では、古いバスがどんどん見られなくなりますが居並ぶ姿は壮観ですね。
営業所なんか見学をゆっくりしたいなあ、といつも思っています。
手袋のがイイですね
その質感が伝わってきます
大迫の町の中でもバスの営業所にやられました(笑
>sabi-cameraさん
こんばんは。バスの営業所、五戸と八戸でもやられました。
そういえば士別でも(爆)…最近は、突撃バスの営業所モードです。
たぶん、父親が勤務していた某バス会社の営業所の想い出の破片が今頃暴れているのでしょう。