暮れたがる一戸の町 -1- 岩手 2018.06.26 初めて一戸の町に降り立った衝撃はすごかった。何がスゴイって旧街道風情がたまらなくて。観光地化された街道筋ではなく、そのままどうしようもなく残ってしまった感、本当はそうじゃない、なにかを求めようとしたのだけど、自らが何をしようかわからなくなってしまった。言葉は悪いがおかげで雰囲気はたっぷり残ってしまった。生きているまち、そのまま、いいじゃないですかと思ったのだが、あれからずいぶん経った。お元気で伺うたびに笑顔で対応してくれた店も閉まり、建物も減りつつある。でも、一戸は元気だ。暮れを待つかのように閉店準備が粛々と始まる頃合い。
コメント
良いですね。一戸が良いのは僕も理解しておりますが、それにしても雰囲気が良い。
暮れているから、とか。広角レンズが効いているから、とか。そういう理由もあるのでしょうが、町の見方、視点が凄いとしか言いようがありません。
二枚目なんて、そこから撮ろうなんて考えたこともありませんよ。町の本質を知る者の視点ですね。
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6×6さん
町の良さですよね、すべてはそこに至ります。初めて訪れて以来いつも心地よくてありがたみを感じます。最初に撮った頃はフィルムで、しみじみ「こんな街道筋のいい町があるんだ」と感激したこと忘れません。
何度も通う場所ゆえに同じところばかり撮りますね。二枚目は駅のちょっと一段高いポイントなので、道路より視線が高くなるのが面白いなあと。(初めてこのアングル撮りました)
また明るい時間にゆっくり歩きたいですね。宿泊できる場所がほぼないのが残念ですが。