



今日は市内で用事があったのでついでに(本当についで、です)市電を撮ってきた。
ループ化試運転、しかもフィルムで撮ってみたのだ。
フィルム一本勝負以外でフィルムを使うのは久しぶり。(モノクロで撮りためている作品を除く)
しかも、初めて使うカメラで仕上がり大丈夫か?と疑心暗鬼で。
結果、まあ、それなりに写っています。やはり甘いなとは思うけど、フィルムの味わいはまた別。
こうしてデジタル化するより、実際にプリントを見たほうがはるかにいい出来栄えだ。
それにしても、やはり札幌の中心、4丁目交差点を往く電車は壮観だ。
なんとも不思議な感じがまだするのだが、道行く人々も興味深く見守っていた。
「いやぁ、懐かしいわ、ここを走るの久しぶりよね」と成人した娘さんと一緒のご婦人がつぶやく。
嬉しそうにカメラで追っかけている年配者。やはり、これは札幌の一大事なのだ。

今日使ったのがCanon A-1だ。1978年発売、当時高校生だった自分にとって高嶺の花。
ぼくはNikon派だったので、A-1を手にすることはなかったけど、知り合いになったプロも
A-1を使っており、また高卒後修行に入った先の先生もA-1だったんで驚いた。
そうだよな、CanonでAE機はこいつが上位機種だったのだ。
そんなわけで、最近リサイクルショップで見かけて、つい衝動買い。
ここ数年で自分の所有していたフィルム/デジタルカメラを軒並み処分したのでその反動。
もうカネになるようなカメラはなくなったので、こういうジャンクで撮るのが楽しい。
ゴミのような値段であったが、買った理由はNew FD50/1.2というレンズがついていたから。
レンズだけでも今ではけっこう高値で、なんでこのレンズ付きで3000円なのかというほど。
ジャンクなので問題あり、だったけど自分で治して使えるようにしたので、試写というわけ。
まあ、それなりに楽しめそうですな。