
夕刻の色が季節や天候で変わるというのをもっとも知るのが冬の雪景色。雪は染まる、何色にも。そんな景色の中に悲しみが加わる頃合い。そう、もう来年の今時期には鉄路がなくなっている。晴れの夕方もいいけれど、雪がちらっと降るようなお天気にこそ色が身にしみる。今年は雪が少なめなので沿線に積もった雪の上に登って撮ることができないこともあり、昨年の今時期とはアングルが違うってのも面白い。昨年の1月初旬は毎日とは言わないけれど時間を作っては頻繁に訪れた。ちょうど銀座のニコンで行う個展の締切に間に合わせねばならず頻繁に通ったことを思い出す。あれから一年か、あっという間だなとしみじみ思うわけです。

この時間帯にこの列車の中から見る景色もすごくいいんです。泣けるほど美しい。写真はヘタレですが。
そんなヘタレ写真でもかっぱらう奴がいるので困ります(苦笑)。ブログを見ていると「画像はお借りしています」とか「ネットから拾っています」とか平気で使う人の多いこと。フリー素材でも出典元は記載するのが基本マナー。ましてや著作権のあるものまで平然と使っておきながら自分の写真や文章は「勝手に使うな」って。たいていは年配者なんだけどね、ホント、がっかりです。